着物大学

着物や帯の格、シーン、個性合わせ

着物は、格を合わせることがとても難しいとおっしゃる方が多いです。
しかし、着物の格あわせとは、着物と帯の格合わせだけでは有りません。

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下記を合わせることが必要になります。

1)着物全般の格を合わせる
2)お召しになるシーンの時間、場所、立場に合わせる
3)自分の個性と合わせる

1)着物全般の格を合わせる

着物、帯、帯締め、帯揚げ、コート、草履、バッグ、長襦袢など全ての品の格合
わせが必要になります。特にフォーマルとおしゃれものは、色合いや光沢感が異なります。

例えば、同じ訪問着でも金銀が強い華やかな帯にすればフォーマル度、豪華さが
増しますし、金銀が入らない帯に替えれば、もっと穏やかなシーンに合います。

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そのフォーマル度や豪華さに合う長襦袢や帯、小物が必要になるのです。

長襦袢は、フォーマルでは少し光沢感があり、薄い同系色などの色にして目立た
なく着ますが、おしゃれものの長襦袢は、反対色や楽しい絵柄などにして袖口や
脇からちらりと見せるおしゃれを楽しみます。

帯締め・帯揚げもフォーマルとおしゃれものでは異なります。
生地の光沢感があり金銀が使われているものがフォーマルになり
金銀が多いほどフォーマル度が高くなります。

草履は、やはり金銀がついているものがフォーマルになり
フォーマルほど、かかとが高くなります。

フォーマルな草履 皮に輝きがあり、かかとが高いです。
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おしゃれ草履 前花が赤でおしゃれ感が高いです。
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2)お召しになるシーンの時間、場所、立場に合わせる

お召しになるシーンの時間、場所、立場によって求められる格や色や雰囲気が異
なります。
このような厳格さは、お洋服以上です。
なぜかといいますと、誰かが決めたというよりは、お洋服よりも広い面積を覆う
ので、そのあり方を強く着物が表現してしまうためです。

お昼は夜よりも軽快で、夜は少し改まります。
春夏秋冬という季節感も重要です。
春は薄い明るい色で、夏は薄いかはっきりした色で、秋には色がにごって色数
が増えます。冬にはもっと暗い色になります。

広い場所では、おきものの全体感が出ますから、大きな表現をしたような訪問着
などが映えます。色合いも広がりが有る色を使いましょう。

お茶席など狭い暗い場所では、華やかというよりももう少し小柄でまとまりの有
る柄いきで、和風や季節やその場面に合った色柄のおきものや帯が必要です。

ああ、大変!

と思うでしょうが、楽しめる要素が沢山詰まってもいるのです。
お洋服では感じなかった季節感や時間や色合いや様々な柄を深く楽しむことが出
来ます。

また、立場が違うことで必要なきものの格や種類も違います。

例えば、来賓は、留袖や訪問着など華やかなおきもので、主催者は、格調高く
だけれど少 し引いた着姿の訪問着や付け下げなどで、主催者側の社員、生徒さん
などは、統 一性がある控えめな着姿の付け下げや色無地になります。

お客様
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着付けの先生
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主催者
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そこで、ご自分をどう見ていただきたいのかという意思表示も含めて効果的に着
物をお召しになることをお薦めします。

3)自分の個性と合わせる

これが実は一番重要だとも言えます。
Aさんに素敵に似合う着物と帯がBさんに全く合わないのは、個性が異なるからです。
個性とは、肌、髪、目の色などに調和する色合いと、そこから生まれる好みです。

肌の色は、イエロー系、ピンク系、オークル系に別れ
イエロー系のお肌の方は、黄色、オレンジ、緑、金、茶色などが合い
ピンク系のお肌の方は、ピンク、青、紫、グレー、シルバーなどが合い
オークル系のお肌の方は、薄いピンク、薄い藤色、はっきりした緑、青、赤、紫
などが合います。

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また透明感が高いお肌の方は、透明感が高い薄い色合いが似合い
髪や目が黒いほど、強くはっきりした色が合います。
逆に薄い色の方は、強い色が合いません。

個性は大きく分けて6タイプに別れ、それぞれのタイプによって
最適な色数や、好きな色柄、似合う色から、好きから判断するとおちいり易い問
題点などがあります。

例えば、好きだけど似合わない。好きじゃないけど周囲の人が似合うと言う。
いつも同じようなものになってしまうというような問題です。

これらは、傾向と対策が有りますから、コツをつかむとか訓練することで
対策が打てます。

きものの色から個性を知ることが出来る色個性(きもののファッションタイプ)
http://www.kimono-bito.com/z-90928ab/kimono-fashion-sense.php

伊藤康子のコーディネート講座
http://kimono-bito.com/z-71026kimono-lesson/index.htm

このように、色んなものに対して着物や帯の格合わせやコーディネートが
出来た時、最高の着姿になることでしょう。

事前に十分な準備をなさることで、着物シーンが一層充実します。

参考サイト

美和子さん袷のきものコンサルティング1
http://www.kimono-bito.com/z-90928ab/miwako01.htm

誰かに見てもらってスッキリしたいな!
http://kimono-bito.com/z-91024yoshiko-samacd/index.php

伊藤康子のきものライフコンサルティング
http://www.kimono-bito.com/z-70213cordinate/index.htm

きものの格や着易さとライフスタイル
http://www.kimono-bito.com/z-100224kkls/index.php

きものと帯の格あわせ
http://www.sgm.co.jp/useful/basic/tpo/index4.html

帯の種類と格
http://allabout.co.jp/gm/gc/44113/

牧野さんのきもの選び
http://kimono-bito.com/z-60428kimono-erabi-2/index.htm

おしゃれ草履
http://www.kimono-bito.com/list.php?d_id=20150114060637&category_id=0133

きものパーティ(2013年新年会)
http://www.kimono-bito.com/y-130120ny/index.php

この記事を書いた人

ban-kiji_kaithit_itoyasuko

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