白い桜の花びらが濃淡になっているので、陰影となって深みが出ているんですね。
柔らかいきものの上に置いた場合と、桜の柄の牛首紬に合わせた場合をご覧下さい。
生地質や色の違いで、全体の雰囲気が随分違いますね。
これに貴女が加わるともっと変わります。(笑)
まずきもの、次に帯、そして帯揚げ、帯締めと1つずつ加えていく作業によって、どんどんきものが変わり、帯も違う顔を見せてくれます。
その作業は本当に目を見張るようです。
反物、帯、小物をばらばらに見ていても、なかなか分からない
のですが、このように重ね合わせていくことで、それぞれが
何十倍にも輝きを増します。
これが、きものを着る楽しみでも有りますね。
(21-111)