きもの人ピンクのきもの専門店
きものと帯の本物志向の方へ 高級着物 専門通販ショップ
女将が選んだきものを通して素敵な生き方のお手伝い
ショッピングガイド 女将に相談 会社概要 お問い合わせ サイトマップ
トップページへ 女将のおすすめ きもの 帯 羽織・コート 小物 着物のコーディネート
商品検索

 初代由水十久の色留袖


29体の唐子が遊びます。
初代由水十久
(ゆうすいとく)
を知っていますか?

初代由水十久は大正初めから昭和末期までを生きた人で、既に没しましたが今の20歳の方々にとってはおじいちゃんに当たる年代です。

初代由水十久は、戦争や、その後の高度経済成長も経験し、その時代の金沢や京都で生活しました。 現在は、二代目由水十久氏も活躍しており、その方のお父様です。

初代由水十久の色留袖 (商品番号:e0230md001ki)
税込価格:26,250,000 円(本体価格25,000,000円)
個数   注文するボタン

なんで、こんなに高いんですか?
色留袖という、褒章を受けるときなどに着るような既婚女性の第一礼装です。
初代由水十久という有名な方が図柄を描きました。初代由水十久は生前も認められた方ですが、今は没していて、その価値は高まるばかりです。

初代由水十久の作品の中でも、わかっている人が見れば「よくぞこれだけのものが残っていた」と、存在そのものに感動するようなきものです。

初代由水十久の作品は、童の顔が良いことで人気が有り童1体で100万以上の価値が有ると言われます。このきものは、29体ですから、その価値はお分かりいただけると思います。

没後随分経ちますが、これだけのきものが、古着ではなく、仕立て前の状態で残っているというのは、奇跡に近いといえます。もちろん一点ものです。

この着物を着ていること自体が、その女性 ひいてはその家の格の高さを表すようなものです。

芸術的な価値も非常に高く、美術館にあってもおかしくないレベルです。
このきものの色や柄は、年齢を問わず、若い方からご年配まで着ることができるものです。
偽物が流通しているが、もちろん正規品の証明である落款や色紙が付いています。

このクラスになると、帯も相応のものが必要ですが、1000万相当の、相応しい帯も用意できます。
初代由水十久の作品で、かつこれだけの内容のきものであることを考えると、2500万円は、十分満足できる価格で、決して高いものでは有りません。

初代由水十久は、金沢で仕事をスタートさせ、当初は、羽裏・額裏等の裏地の染めから勉強したそうです。 つまり、図案の基礎である洞察力とデッサン力が 優れていたのだろうと思われます。

文学・芸能を題材に、ことに童子に特徴を持つロマンあふれる作風で、加賀友禅界において、異色の作家としての地位を築きました。

このきものの子供は、唐子ですね。唐子とは、中国風の髪型(上部一箇所や二箇所をくくり、それ以外をそり落とすのが特徴)や、装いをした子供をいいます。

中国では、唐王朝時代に子供達を描いた図柄が盛んに描かれ、それが日本にも伝わって唐子と呼ばれました。特に多男子を描いた図柄は、多子多産、子孫繁栄に繋がるとして縁起物として珍重されました。

初代由水十久の描く唐子には、いくつかの特徴が有ります。 ワンピースのようにひざまで有る衣を着てその下には、ゆったりしたもんぺのようなズボンをはいています。 腰には、兵児帯のように柔らかい布の紐、 靴はつま先が上を向いた木靴のようです。

ほとんど首がないような体型で3〜4等身しもぶくれの頬に丸いふっくらとした顔細い目は上目使いで、決してこちらを正視しません。下や横を向いています。
おちょぼ口は、赤く紅が塗られているようです。
手は大きく動いて、様々に表現をしています。
両手を上に上げたり、前で組んだり拍手をしたり、遊ぶ子供の手は じっとしていないことが良く分かります。

このような絵に感じられるのは、「静と動」の混在です。はしゃぎ回る子供ならば、動の明るく躍動的なイメージのはずなのになぜか、じっと静止している「静かな深い時」を感じます。 この静かで、奥深く見透かすような気品こそが初代由水十久の作品の特徴ではないでしょうか?

そして、この部分が多くの人に好まれたものでしょう。

唐という大きな国の長い歴史、その国と日本の文化や経済を通じた交流
その時代と国を背負って行く子供たちの存在
子供たちに託された夢や希望

初代由水十久が一生のテーマとして追い続けた「子供」という存在は、きものの絵柄の中でも、その完成度の高さから大きな評価を受けています。童を描くきものは少なからず有りますが、この「気品の高さ」が、 見る人の目を幽玄の世界にいざなうのです。

このように「静」を感じさせる初代由水十久の作品ですが、氏は、妖麗な女性の姿も描き続け、そのようななまめかしい表情を描くために自らが遊び、その遊びの時にも様々な面相や動きを観察したようです。 氏の非凡な才能は、地道な努力によって完成されたといっても過言ではありません。 氏の描くきものは、童1体で何百万と言われた時期も有りました。

この色留袖には、表に27体の唐子が描かれています。 様々な表情で遊んでいますから、見ているだけでもあきません。 表の他に、八掛けにも童が描かれています。全部で29体です。



有限会社 きもの人
E-mail : shop@kimono-bito.com
TEL : 03-5652-6868 / FAX : 03-5652-6869
〒 103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町1−6−9 日本橋岩山ビル
ショッピングガイド
色留袖
初代由水十久 色留袖
正倉院鳥獣文
訪問着
滝沢晃 訪問着 エニシダ
   
紅扇
梅が香
薫沐
曙光
沐筬波
浪漫間道
紅の舞
紅の薫り
霞七彩
紅夢
紅染天蚕
振袖
お嬢様振袖 春秋
小紋
ホタルぼかし石竹色
20代からの洋陶文
古典的に南天雀
江戸小紋
江戸小紋 訪問着
絵羽桜 ピンク
もっと素敵に!きもの人通信
もっと素敵になるメールマガジンを読んでみませんか?
新しい着物の情報をいち早くお届けします。 女将さん
HTML版
テキスト版
ピンクのきもの日記
ショッピングガイド
きもの人について

トップ女将のお勧め着物羽織・コート小物コーディネートサイトマップお問い合わせプライバシーポリシー